精油は、心身に様々な効能をもたらしてくれる天然の素材です。
病は気からというように、心が深く傷付き落ち込んでいる時間が長くなるほど、身体の方にも何かしらの不調が現れたりするもの。
逆に身体の不調が長く続けば、心も参ってきてしまうように、心身のバランスを保つ事はとても大事なのです。
アロマテラピーを行う目的のひとつに
「身体や精神の恒常性の維持と促進を図る」
が挙げられますが、恒常性(ホメオスターシス)とは、生体内部や外部の環境変化に関わらず、心身を常に一定の状態に保つ機能のこと。この恒常性がうまく機能しないと、バランスが崩れ、不調を招いてしまうことも。
例えば、イランイランの精油にはイライラや不安の緩和の他に、冷え切った心を温めてくれる効果も期待できます。
詳しい効能は精油のプロフィールに記載してありますので、そちらをご参考に。
このイランイラン、香りの特徴から好き嫌いがはっきりと分かれる精油としても知られています。
私も初めて嗅いだ時には、正直うっ・・・っとなってしまい、ずっと好きになれなかったのですが、知らぬ間に自分の中で心地よい香りに変化していきました。
今では、ストレスを受けた時、真っ先にティッシュに垂らして香りを求めるくらい好きな香りになっていたのです。私の場合はじわじわと効く感じで、心を静め安堵に導いてくれます。
使い方を誤らなければ、アロマは優しく心身に働きかけてくれます。
「一般の人々が安全で正しく豊かなアロマテラピーを実践できるような知識や方法を指導できる専門家」
というのがアロマテラピーインストラクターの定義であり、私もたくさんの人たちにアロマテラピーを知って貰えるよう頑張っていきたいですね。